コンピュータ将棋 Advent Calendar 2016 8日目

はじめに

この記事は表題の通り、コンピュータ将棋 Advent Calendar 2016 8日目の記事です。

テーマについて

当初は強化学習について書くつもりでしたが、魅力的な将棋AIについて書きます。

理由として、現在の自分自身の強化学習へのモチベーションが魅力的な将棋AIに対して低く、GA将の森岡さんとテーマが被っていたことが挙げられます。

魅力的な将棋AIとは

2016年4月~5月に81道場にて、「魅力的な将棋AIコンテスト」のプレマッチが実施されました。

本コンテストでは対局の楽しさ・チャット機能・感想戦機能などを評価項目として、ユーザのアンケートにて将棋AIの魅力を評価を行いました。

「ひまわり」が実装した魅力的な機能

コンテスト参加時に書いた紹介文はこちらです。また、コンテスト開催中に書いたざっくりした解説はこちらです。

ひまわりは特別優れた点はありませんでしたが、総合的に魅力的と評価していただきコンテストに優勝しています。(結果はこちら

コンテストの終了後の反省点として、

  • チャットでのあいさつが日本語しか対応していなかった
  • 相手の棋力を判断して指し手を変えることが出来なかった
  • BOTのレーティング表示を妥当なものに変更しなかった(デフォルト値の1500程度?のままだった)

などがありました。

今回ひまわりで実装した機能や反省点は比較的基本的な事項ばかりで、この上に魅力的な機能がついてくるのかなと考えています。

次項では魅力的な機能の一例として、私が魅力的と考える将棋アプリを紹介します。

魅力的な将棋アプリ「ねこ将棋」

今回のコンテストには参加していませんが、私が魅力的と感じる将棋ソフトに「ねこ将棋」というものがあります。

このアプリでは対局時にAIが合法手から指手を3通りを提案し、ユーザはAIが提案した手を選択する形で対局が進行します。AIが提案する指手は1つが良い手で残りの2手は外れとなっており、どの局面でも3通り考えれば良いので取っつきやすいです。

このアプリはたとえ駒の動かし方が分からなくても将棋を指すことが出来るのが魅力で、将棋の楽しさを伝えるアイデアがあると考えています。

終わりに

将棋AIの棋力向上については盛んに研究がされており、既にプロ棋士に匹敵する棋力を有しています。一方、初級者・級位者に対して適切に指導する将棋AIなどの研究は盛んではありません。

今後も「魅力的な将棋AIコンテスト」が継続的に実施され、参加者が増えることでこの分野の研究が増えることを期待しています。

 

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